花の神話と伝説 スズラン・ヒヤシンス・アネモネ 花言葉に込められた意味を知る

花言葉

春夏秋冬 季節によってその可憐な姿や香りで楽しませてくれる花々。
日々お花に癒されている私ですが、観賞するだけではなくお花はメッセージを伝えるものでもあると思うのです。

日常でお花を贈る場面はどんな時ですか?
「ありがとう」を伝えるとき
「さようなら」を伝えるとき
「大好きだよ」を伝えるとき

プロポーズや結婚式のお花など、メッセージ性を持たせたいシーンでは
「花言葉」を使ったりもします。

そもそも「花言葉」って、どうやって付けられているのか。
お花にまつわる物語を知ると、花に込められた意味を楽しむことが出来ます。

今回はお花にまつわる物語を、ご紹介していきますね。

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花の神話と伝説

スズラン

スズランの花言葉

幸福の再来 希望 純潔 純粋 純愛 

真っ白な下向きのベルのような花が咲くスズラン。
別名は君影草(きみかげそう)。
草の影にそっと咲いている姿から付けられたみたいです。
葉っぱがシャンとしているので、控えめなお花がさらに控えめに見えるのかも。

可憐なその姿からは想像もつきませんが
毒があるので要注意。

勇者レオナールの伝説

イギリスの聖レオナールの森と呼ばれる場所に
この森と同じ名前の「レオナール」と呼ばれる若い戦士が迷い込みます。

そこでレオナールは、火を吐く恐ろしいドラゴンに襲われ
三日三晩の死闘を繰り広げました。
幾度ももう駄目かと覚悟をしたレオナールですが、
とうとう戦いに勝利します。

この戦いで、若きレオナールも身体中に傷を負い
全身から血を流し倒れてしまいます。

そのレオナールが倒れた場所から
スズランの白いお花が咲き出し
レオナールの傷を癒したと言われています。

レオナールの森のスズランが咲いている場所は
聖なる戦いの跡とされています。

レオナールのおかげで平和が戻った聖なる森。
幸福の再来の花言葉に繋がりますね☆

スズランは聖母マリアの流した涙と言われています。
聖母マリアの流した涙。。。
花言葉の「純潔」や「純粋」は、このことから付けられました。

北海道に伝わる悲しい伝説

赤いスズランを見たことがありますか?
北海道のある場所では赤いスズランが見られるそうです。
(実際は薄いピンク←)

赤いスズラン!かわいい!って思うけど
伝説ではアイヌの娘の血に染まったスズランという悲しいお話が。。。

昔、函館の近くの村にカパラペという美しい娘と
キロロアンという勇敢な若者がいました。
ふたりは恋人でとても仲良しで、いつも一緒にいました。

ある日、狩りに出かけたキロロアンは
山で大きな熊に出会い殺されてしまいます。

キロロアンが殺されたことを知ったカパラペは絶望し、
キロロアンの腰の刀を手に取り喉を貫いて自害してしまいます。

その血潮がそばに咲いていた真っ白なスズランを赤く染め、
その地域に咲くスズランは赤いスズランが咲くようになりました。

北海道はヒグマが出没する地域なので、熊の獣害事件は多そうですが
このお話が残っている地域だけに赤いスズランが咲くのって
なんかおもしろいですよね。

スズランの基本データなどはこちらからどうぞ (*ˊᵕˋ*)੭ ੈ 

ヒヤシンス

ヒヤシンスの花言葉

紫:悲しみを越えた愛
青:変わらぬ愛
赤:嫉妬
ピンク:スポーツ・しとやかな可愛らしさ
白:控えめな愛
全般の花言葉:スポーツ・遊び・悲しみを越えた愛

ヒヤシンスは香りがとても良いお花ですね。

実は毒性が強いのはご存知ですか?
スズランも毒性が強いのですが、ヒヤシンスも毒があるので

ネコを飼っているお家は要注意のお花です。

ギリシャ神話 ヒヤキントスのお話

ヒヤシンスの名前はギリシャ神話のヒュアキントス(Hyakinthos)という
美しい少年からきています。

ヒュアキントスは、マケドニア王ピエロス(Pieros)と
楽神クレイオーの息子として産まれました。

ヒュアキントスはその美しさゆえに、
太陽神アポロンと西風ゼピュロスのふたりから好意を寄せられていました。

ヒュアキントスはアポロンを選びゼピュロスは嫉妬してしまいます。

アポロンとヒュアキントスが円盤投げをして遊んでいるのを見かけたゼピュロスは、アポロンが投げた円盤を風の力を使いヒュアキントスにぶつけるよう仕向けます。

円盤がぶつかったヒュアキントスは亡くなってしまいました。

悲しんだアポロンはヒュアキントスの流れた血をヒヤシンスの花に変えました。
その花にはギリシャ語で「悲しい」を意味する「AI」の文字を刻んだと言われています。

同性愛の先駆けとなったお話ですね。

赤いヒヤシンスの花言葉の「嫉妬」はゼピュロスの心。
紫のヒヤシンスの花言葉の「悲しみを越えた愛」は
アポロンの心を表しているのでしょうか。

「スポーツ」や「遊び」の花言葉は、円盤投げからきています。
鉄の円盤投げって結構ハードな遊びだなって思いませんか。。。(;´・ω・)笑

実は伝説のお花は現在のヒヤシンスではないって話

アポロンがヒヤシンスの花に刻んだ「AI」の文字。
現在のヒヤシンスにはないんですよね。
一番有力なヒュアキントスの花で考えられているのは
「ラクスパー」です。

ラクスパー

まぁどこにAIの文字があるのかは、ちょっとわからないんですけどね!
今度探してみようかな。

アネモネ

アネモネの花言葉

赤:君を愛する
白:真実・希望・期待
青紫:あなたを信じて待つ
アネモネ全般の花言葉:儚い恋・恋の苦しみ・見捨てられた

アネモネの花の名前はギリシャ語で「風」という意味です。
春の風が吹き始める頃に咲くからだとか。

色別の花言葉は素敵なものが多いのに、全般の花言葉は切ないですね。
これはアネモネにまつわる物語に関係しているのです。

アドニスの物語

美の女神アフロディーテは、美少年アドーニスに恋をします。

アドーニスはとても美しかった為、
アフロディーテはアドーニスを他の神々に見つからないように隠します。

アフロディーテは、アドーニスを箱に隠して
冥界の女王ペルセポネーに預けました。

しかし箱の中のアドーニスを見てしまったペルセポネーは
アドーニスを自分のものにしようとアフロディーテに返しませんでした。

アフロディーテはゼウスに相談します。
主神ゼウスは、1年のうちの3分の1をアフロディーテの元に、もう3分の1をペルセポネーの元に、後の3分の1を自分の自由に過ごすようにアドーニスに言いました。
アドーニスは1年のうち自分の自由な時間も、アフロディーテと過ごしました。

そんな中で、アドーニスは狩りの最中に猪に襲われ亡くなってしまいます。

アドーニスを失くし悲しむアフロディーテから流れ落ちた涙が
アドーニスの血に落ちて真っ赤なアネモネの花に変わりました。

さて、このお話にはいろんな説があります。

自分の自由な時間もアフロディーテと過ごしたアドーニスに
嫉妬していた神がふたり。

冥界の女王ペルセポネーと、アフロディーテの愛人の軍神アレースです。

ペルセポネーが猪を放ってアドーニスを殺せば
アドーニスは冥界に行くのでペルセポネーの独り占めが出来るのです。

また、アドーニスを殺した猪は軍神アレースの化身という説もあります。

きっと登場する人物(神々?)みんな「儚い恋」「恋の苦しみ」を感じていたのかなと思います。
花言葉がぴったりですね!

ローマ神話でのアネモネの物語

ローマ神話にもアネモネの物語があります。
花言葉に通じる物語なので、ご紹介しますね。

花の女神フローラのお気に入りの侍女に
アネモネという非常に可愛らしい花の妖精がいました。

フローラとアネモネはとても仲が良く過ごしていましたが
フローラの夫の西風のゼピュロスがアネモネに興味を抱きます。

夫の浮気に怒ったフローラは、アネモネを花園から追放しました。
それを不憫に思ったゼピュロスは、アネモネを花園に咲く1輪の花に変えて
花園に留めました。

またまた登場しました、ゼピュロス。
浮気者なんですかね ( ◜ω◝ )

このお話には別の説もあって、
ゼピュロスに迫られて困っているアネモネを
フローラが見かねて花に変えてあげるのですが
諦められないゼピュロスは、春がくるたびにアネモネを咲かせようと
春風でアネモネの蕾を愛でると言われています。

ゼピュロス!!

どちらにせよ、花に変えられたアネモネの心は
花言葉の「見捨てられた」と感じるのかもしれません。

まとめ

神話の神々って理不尽だったり人間らしくておもしろいんですよね。
そして、花にまつわる物語ってほぼほぼ誰か亡くなって花が生まれてます 笑
私もいつか花になりたい。。。(*^^*)
まだまだ元気に生きたいけど!

お花にまつわる物語は、おもいしろいのがたくさんあるので
また追記していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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