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危険な毒性の強いお花7選!対処法 / そのお花だいじょうぶ?

小さい頃、よくツツジのお花の蜜を吸って「甘い!」なんて嬉しくなった思い出はないでしょうか。

お花の蜜が甘いことを知ると、いろんな花の蜜を吸いたくなったりしますよね。
実はツツジにも品種によっては毒があるものもあります。

普段よく見かけている草花にも毒性の強いものがあることをご存じでしょうか。
お子様やペットを守るためにも、知っておいた方がいい危険な毒性の強いお花を紹介していきたいと思います。

庭にある毒のある花で子ども達が遊んでいたら
気を付けて見てあげないといけないわね。

目次

 危険な毒性の強い花

レンゲツツジ

生垣や公園でとてもよく見かけるお花です。
赤やピンクや黄色と、色とりどりの花が咲いて綺麗ですよね!
でも、ツツジの種類によっては毒があるのです。

レンゲツツジの基本データ

  • 開花時期:4月~6月
  • 原産地:日本
  • ツツジ科レンゲツツジ亜属
  • 色:オレンジ・黄色

レンゲツツジの毒性・症状

毒があるのは写真のレンゲツツジです。
オレンジ色の花が特徴で、他にも黄色の品種もあります。
毒は麻痺毒で、グラヤノトキシン・ロドジャポニンなどが含まれています。
馬や羊など家畜にとっても有毒で、別名のウマツツジは馬などに害を及ぼすため馬も食べないことからついた名前のようです。

症状は、

頭痛・発汗・呼吸停止・昏睡・酩酊 など。

中毒症状は、口にしてから数時間後に現れることが多いので、ツツジによる中毒症状か見分けがつかない時があります。

まずは、病院にかかって医師にレンゲツツジを口にしたことを伝えましょう。

毒のないツツジ(ヒドラツツジ)

ツツジの花言葉

  • 慎み
  • 節度
  • 愛の喜び
  • 初恋

水仙(スイセン)

水仙(スイセン)の基本データ

  • 開花時期:1月~3月
  • 分類:ヒガンバナ科スイセン属
  • 耐寒性球根
  • 学名:Narcissus(ナルキッソス)

スイセンは品種も多く、園芸センターでもよく見かけるお花ですね。
葉も美しく生け花でも人気のお花です。

水仙(スイセン)の毒性・症状

スイセンに含まれる毒成分は、リコリン( lycorine ) タゼチン(tazettine) ガランタミン ( galanthamine )。アルカロイド系とシュウ酸カルシウム。

葉の部分が野菜のニラやネギとよく似ています。
家庭菜園でお野菜をスイセンと一緒に植えるのは避けましょう。
症状は食べると強い吐き気に襲われます。
また、頭痛や発汗、重篤な症状になると昏睡状態になります。

水仙(スイセン)を誤飲した時の対処法

すぐに症状が現れるので吐いてしまえば重い症状になることはほとんどないでしょう。
水や牛乳で希釈して病院に行くことをおススメします。
球根の部分は毒性が強く、中毒症状での死亡例もあるので気を付けましょう。

水仙(スイセン)の花言葉

  • 自惚れ 
  • 自己愛
  • 自尊心
  • 希望

スノーフレーク

スノーフレークの基本データ

  • 和名:待雪草(まつゆきそう)
  • 開花時期:2月~3月
  • 分類:ヒガンバナ科ガランサス属
  • 耐寒性球根
  • 学名:Galanthus(ガランサス)

まだ寒い季節。雪の残っている土の中から、白く小さなお花が雫のように咲いているのがスノーフレークです。
とても可憐なお花ですね。

スノーフレークによく似たお花でスノードロップというお花があります。
水仙もこの二つのお花もヒガンバナ科の球根なので水仙と同様に有毒となります。

スノードロップ
スノーフレーク

スノーフレークの毒性・症状

スノーフレークに含まれる毒成分は、 ガランタミン(Garantamine) で球根の部分の毒性が強く誤って口にすると 眩暈、嘔吐、下痢などの症状がでてきます。

スノーフレークを誤飲した時の対処法

こちらも水仙の毒とほぼ同じ成分なので、吐くか水や牛乳で希釈して病院へ行くことをおススメします。

スノーフレークの花言葉

  • 純粋
  • 純潔
  • みんなをひきつける魅力

鈴蘭(スズラン)

鈴蘭(スズラン)の基本データ

  • 和名:鈴蘭、君影草(きみかげそう)
  • 英名:リリーオブザバレー
  • 開花時期:4月~6月
  • 原産地:アジア・ヨーロッパ
  • 学名:Convallaria majalis

鈴のような形の可愛いお花です。
イギリスやフランスでは5月1日にミューゲの祭日として鈴蘭を贈る風習があります。
受け取った相手は「幸福が訪れる」と言われています。

スズランの毒性・症状

スズランに含まれる有毒物質は、コンバラトキシンやコンバロシドなど。
根や花に有毒物質が多く含まれています。

症状は 嘔吐や頭痛・めまい・血圧低下・心臓麻痺 などを引き起こします。
致死量は体重1kgあたり0.3mgで、青酸カリの約15倍の強さがあります。

スズランの赤い実は根っこ同様、毒性が強いので子ども達が誤飲してしまうと危険です。
なるべく、スズランは子どもやペットの届かない場所で育てましょう。

スズランは結婚式のブーケでもよく使われているお花で、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウエディングでもブーケとして使われていました。
6月の花嫁(ジューンブライド)にぴったりのお花ですね!

鈴蘭(スズラン)の花言葉

  • あふれでる美しさ
  • 希望
  • 幸福の再来
  • 純愛

福寿草(ふくじゅそう)

福寿草(フクジュソウ)の基本データ

  • 和名:福寿草(ふくじゅそう)
  • 開花時期:2月~4月
  • 分類:キンポウゲ科フクジュソウ属
  • 原産地:日本・中国・シベリア・朝鮮半島
  • 学名:Adonis ramosa

まだ雪の残る寒い時期からお花を咲かせてくれます。
福寿草の名前は「幸福」の福と「長寿」の寿からきたものといわれております。

福寿草の毒性・症状

福寿草の毒は全草 (茎・葉・花・根) にあります。
有毒成分はアドニン。
致死量は 1kgあたり 0.7mg です。
成人男性でも50mmほどで致死量に達します。
福寿草を口にしてしまうと 嘔吐や下痢呼吸困難心臓麻痺 の症状が現れます。

福寿草を誤飲した時の対処法

福寿草を誤飲した時は吐き気が出ますので素直に吐き出して病院にいきましょう。
軽症でも病院で見てもらうことをおススメします。

福寿草(フクジュソウ)の花言葉

  • 幸福を招く
  • 永遠の幸せ
  • 回想
  • 思い出
  • 悲しき思い出

夾竹桃(キョウチクトウ)

夾竹桃(キョウチクトウ)の基本データ

  • 和名:夾竹桃(きょうちくとう)
  • 英名:オレアンダー
  • 開花時期:6月~9月
  • 分類:キョウチクトウ科キョウチクトウ属
  • 原産地:インド
  • 学名:Nerium oleander

夾竹桃は非常に強い毒をもつお花で、毒性は青酸カリよりも強いとされています。
とても危険なお花ですが、公園や小学校でもたまに見かけます。
非常に丈夫な花で毒性により虫も寄ってこないので街路樹や庭木に人気のお花となっています。

キョウチクトウの毒性・症状

夾竹桃には「オレアンドリン」や「 ストロファンチン 」などの成分が含まれており、口にすると吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・めまい・不整脈などの症状が現れます。
夾竹桃の致死性は非常に高いので、摂取してしまった場合はすぐに病院にかかりましょう。

キョウチクトウを誤飲した時の対処法

口にしてしまった場合はすぐに吐き出し口をすすぎましょう。
少量でもすぐに病院にかかりましょう。
また、キョウチクトウを燃やした煙にも毒があります。
キョウチクトウの樹液などが手についてしまった場合も、よく手を洗い念の為にかかりつけの病院へ電話で診断をうけましょう。

夾竹桃(キョウチクトウ)の花言葉

  • 危険な愛
  • 用心
  • 危険

夾竹桃の花言葉は毒の危険性が由来となっております。
枝を燃やした煙ですら毒があると言われています。
どんな場所でも丈夫に育つので街路樹などに普通に見かけるお花です。
気をつけたいですね!

トランペットフラワー

トランペットフラワーの基本データ

  • 別名:ノウゼンカズラ・ダチュラ・朝鮮朝顔
  • 開花時期:6月~9月
  • 分類:ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
  • 学名:Datura
  • 原産地:中国

お花の形がトランペットのように見える可愛いお花です。
白やピンクの大きな花を咲かせる品種もご近所の庭木でよく見かけます。
エンジェルトランペットと呼ばれたりもします。

トランペットフラワーの毒性とはどのようなものなのでしょうか。

トランペットフラワーの毒性・症状

トランペットフラワーは ベラドンナアルカロイド(アトロピン、スコポラミン、ヒオスチンなど)の有毒アルカロイド を全草 (茎・葉・花・根) に含まれています。

口にすると、吐き気・呼吸困難・歩行困難・幻覚などの症状があらわれます。

麻酔として使われていたこともあります。
特に幻覚作用は危険でネットでいくつか報告例も出ているので気になる方は検索してみてくださいね。
死亡例はないようですが、誤飲による幻覚症状の例は多く出ています。

トランペットフラワーの花言葉

  • 偽りの魅力
  • あなたを酔わせる
  • 愛敬
  • 名声
  • 夢ある人生
  • 栄光

とてもかわいいお花ですが、幻覚作用があるんですね!
調べるとたくさん出てきますが、幻覚と言ってもホラー系の幻覚を見るそうです…
怖すぎる!間違っても食べないように注意しましょう!

危険な毒性の強い花7選!まとめ

今回は街を歩いていても普通に見かけるお花で、特に毒性の強いものを紹介させていただきました!

お子様やペットのいるご家庭はお庭に植える前に植物の毒性の有無を確認するのも大切ですね。

家庭菜園や畑をお持ちのご家庭も、一緒に植えて間違えて食べてしまったという事案も多数報告がありますので毒性のある植物の近くで野菜を育てないことをおススメいたします。

最後まで読んでくれてありがとうございました(*^^*)

また、お会い出来たらうれしいです!

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この記事を書いた人

元花屋勤務歴6年
フラワカラーアドバイザー資格あり
SNSで花言葉の発信をしています
気持ちを伝えるお手伝いが出来るお花屋さんを作るのが夢です
東京都出身都内在住 30代 
趣味はお花の写真を撮ること
カメラ Olympus

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